4/25(月) 藤井寺の「道明寺」に直行するだけでは時間と距離の無駄なので、行がけの駄賃に先ず南山城の「海住山寺(かいじゅうせんじ)」に寄った。国宝・五重塔がある。本尊は修理中で拝顔できず、代わりに本坊で重文・四天王を見せてくれた。次に「西大寺」に寄った。創建当時の規模が縮小したとはいえ見応えのある寺。そして藤井寺市「道明寺」へ。本尊・国宝十一面観音像の開帳日。間近に寄って見てもいいと言われて最高の鑑賞ができた。身の丈60cm程の小さな仏像。しかしどの角度から見ても造形的に勝れて美しい。ついでに近くの「道明寺天満宮」へ。さらに欲張って西国33所霊場第4番札所の「葛井寺(ふじいでら)」に脚を延ばした。午後5時閉門だがセーフ。「道の駅・ちはやあかさか」へ。
4/26(火) 槇尾山(まきのおさん)「施福寺(せふくじ)」へ。西国33所霊場第3番札所。山が高く深くて参った。それから千早城の前を通過して金剛山ロープウェイ乗場へ。標高1,125mの金剛山登頂を目指す。村営の楽しい諸施設がある地域と反対側を目指した。「葛木(かつらぎ)神社」に参詣。「転法輪寺(てんぽうりんじ)」には圧倒された。真言宗醍醐寺派の修験道総本山。正月、下醍醐・金堂前で僧列に続く修験者の列を見たが、彼らは転法輪寺の修験道僧であったか。下山して河南町の「弘川寺(ひろかわでら)」に寄った。西行がこの寺を終焉の地と選び永眠している。江戸時代に至り西行を敬愛する歌人僧「似雲」が遂に執念でこの寺の一角に埋もれていた西行の墓碑を発見。明日は京都の西辺りの探訪から始めようかなぁと。