焼津市から海岸沿いのルートを辿ると久能山に着く。道中、崖崩れで旧国道が完全に埋もれている箇所があった。この崖崩れ地点は有名屈指の難所だったらしい。ルートはこの崖崩れ地点を放棄し、海の中に橋脚ルートが開設されていた。残念ながら撮影する余地がなかった。久能山は旧清水市の近くにある。駿府とも近い。家康は、久能山こそ駿府城の本丸と言ったそう。久能山に近づいた時、それらしい山が目に入った。急峻な山容で頂上近くに建築物が見える。あれが久能山かなぁ、あれに登るとなると心臓に悪いなぁ。果たして的中。さすがに久能山は家康が難攻不落の本丸視しただけのことはある。鳥居の背後の山塊が《久能山》。
山頂までの石段は1,159段だそう。その4分の1も登った頃には心臓が負荷に悲鳴を上げ出した。その時、目に入った門限の案内板。
10月1日からは門限は午後4時だとぉ。携帯で時刻を見ると3時15分。この心臓ポンプじゃぁ到底無理だぁ。余程断念しようかと思った、が、今日の本命はこの久能山東照宮だったし、僕の後から登ってくる人達が切れないことだし(尤もみんな僕を抜かしていく)、ということで何度も気を取り直し休み休みゆっくりと登って行った。そしてとうとう《一の門》に着いた。
ここまで来ればもう一息。やがて遂に《楼門》に辿り着いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿