10月29日(木)、30日(金)と二日連続「岐阜グランドホテル」に宿泊、公用で。翌日(週末)から無宿流浪の写生旅行を開始、岐阜が振り出し。31日(土)は南紀・尾鷲市手前の「海山(みやま)道の駅」で宿泊。11月1日(日)は熊野本宮大社の駐車場で宿泊。2日(月)は中国自動車道「西宮名塩SA」で宿泊。3日(火)は丹後半島北端の「道の駅・てんきてんき丹後」で宿泊。そして今日、旅に出て初めてとうとう絵を描いた、”丹後松島”を。今日までの日々をどう過ごしていたか、一遍には書けないのでやわやわと書き綴っていく。雨と寒さに祟られた苦難の日々だった、寒冷前線が来ていたらしい。今日は久し振りに快晴で暖かかった!(^^)!
描いている途中で撮った”丹後松島”。
描いている途中で根気がなくなったので「犬ヶ岬」の遊歩道を歩いた。往復5,000歩ほどでup downのきつい道だったが整備され気が利いていたので楽しく散歩した。この「犬ヶ岬」、丹後半島の先端を走り回ると厭でも目に付く特徴のある形とボリュウム感をしている。
赤い小椅子がチョコンと置いてある。
絶景ポイントの案内と赤い小椅子。粋な計らいではないか(^_^;)
木の名前も教えてくれている。十数種類。有難い。
断崖で釣る人。何組も入っている。
お地蔵さんも祀られている。
岬の先端に着いた。
岩礁の独特な模様。
断崖にも独特な模様が付いている。
一応筆を措いてカメラに収めた絵。
もういい加減に飽きた頃に、いつの間にか後ろに立って見ていたお爺さん、「あなた、プロでしょう」「この絵、売れるでしょう」。僕が日曜画家だと言っても信用しない。「現地で描いているのを見て感動したのは初めてや」「何かが違う」。そして言い出すには、「こんな見る目のある人に、私の写真を見て貰おう」。そして車から写真集を持って来た。執念が掴んだシャッターチャンスの数々、凄いと思った。老人の顔をまじまじと見ると、凄い御老体。「おいくつですか」と訊くと、「81歳ですがな」。確かに顔は81歳相当。しかし、自分で運転して独りで撮影旅行に出るとホームレス状態になるんだそう。60歳のとき工場を火災で失った、以来写真に道を替えて今日に至るそう。多分写真家として陽の目をみていまい。それでも齢を忘れて全国を跳び回っている、この後も「夕陽の屏風岩を撮りたいので」と言い残して走り去った。ウーム、上には上があるもの←好きさ加減のことを言っている。
明日もつい近くで「屏風岩のある海岸」の絵を描いて、丹後半島を立ち去るつもり。
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