「流浪の画家」の隆くん
2012年2月16日木曜日
〇西国33所観音霊場・第9番「興福寺・南円堂」
興福寺は法相宗(ほっそうしゅう)の寺。南円堂の本尊が不空羂索観音坐像で、ここが西国33所観音霊場第九番札所になっている。興福寺は、源平争乱期に平重衡によって殆どの堂塔伽藍を焼き打ちされた。東大寺の大仏・大仏殿も焼き打ちされた。それにしても興福寺は驚異的に沢山の仏像を護持してきた。その護持の執念には脱帽するしかない。↓猿沢の池越しに五重塔を望見。塔下の坂道・石段を昇ると往時は山門が聳えていたが今はない。その山門の復興計画がある。
国宝館。この裏手に旧食堂(じきどう)があった。 国宝館の中の国宝・重文仏像群には圧倒される。
↓旧食堂の本尊がこの巨大な十一面千手観音立像、国宝である。
東金堂と五重塔
東金堂。国宝・重文仏像が牛々詰め。
五重塔
初夏の候に五重塔をスケッチした。暑い日だった。
中金堂が再建工事にかかっている。竣工予定は平成30年。
西金堂・跡地
国宝・北円堂
北円堂の中にも、国宝・重文仏像が牛々詰め。
↓南円堂
「西国33所第9番・興福寺南円堂(重文)」
南円堂本尊・不空羂索観音像
↓以下の仏像写真は「興福寺の仏たち」金子啓明著・東京美術より引用。
↓不空羂索観音坐像・国宝。羂索は向かって右下の手に握られている。
↓四天王像・国宝
↓法相六祖像・国宝。六祖像は今は国宝館に坐しているが、元々は南円堂須弥壇の後方に安置されていた。
猿沢池越しに見た南円堂
国宝・三重塔
三重塔は、南円堂の裏手の窪地にひっそりと佇んでいる。小柄で華奢。ここまで足を運ぶ観光客は滅多にいない。
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