↓桑の箸を、セレナのフロント部分に載せて撮影。
旅の第一夜、道の駅「西会津よりっせ」で泊まったとき、近くにスーパーストアがあったので晩食を買出しに行った。レジの後ろにお湯の用意があったので、カップヌードルを買ってこれにお湯を入れてセレナに戻り主食にすることに。セレナに戻って気が付いた、ストアではカップヌードルを買っても割り箸を付けてくれない。コンビニでは必ず付けてくれるのに。旅に出始めた数年前にはドラッグストアで買った割り箸と爪楊枝の束をセレナに装備してあったのにいつしか何処かに消えてしまってもうない、別に使い切った訳ではないのに。車内の大捜索が始まった、箸か箸に代わるものがないかと思って。それが無いときには無いんだなぁ。それでも執念で捜していたらシートの下の床に使い古しの割り箸の片割れが出てきた。仕方がないからその汚い割り箸一本で食べた。さすがに惨めな思いがした。侘びしくもあった。こんな生活もう厭だぁとまでは思わなかったが、それに近かった。その翌日会津若松の飯盛山に「さざえ堂」を訪ねた時、山の真下に無料の駐車場があった。駐車場難の地区である、半信半疑で乗り入れると案の定、山からの帰りには〇〇土産店に寄って呉れだと。さて帰り道に土産店に寄ると買うものが何もない、無いといったら何も無い。買わずに措こうと思いながら店内二周目にかかったら、箸が目に付いた。昨晩の惨めな情景が脳裏に浮かび、吾輩の目が光っただろう。黒檀・紫檀の箸は1,000円、これじゃ「タダより高いものはない」の格言に屈したことになり癪に障る。桑の箸が600円、一割引きで540円。この桑の箸がお手頃感だったので買った。早速第二夜も(磐越道・阿武隈高地SA)カップヌードルを食することにして桑の箸を使ってみた。それが割り箸で食べるのと比べてお上品な感じがしてそれだけでヌードルが美味しくて食生活が豊かになった感じがした。とんだことから旅の同伴者ができた。吾輩はこの同伴者がお気に入り。桑の箸と楽しいひと時を過ごすため第三夜も(今晩、道の駅・水の郷さわら)、コンビニでカップヌードルを買ってお湯を注いで持ってきた。コンビニで付けてくれた割り箸は取って置き。
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