2012年5月2日水曜日

〇突如妙高高原に出現、定宿「シェーネ」に泊まることに。

朝から雨模様で絵を描けない。早朝のうちに首都圏を突破して関越道を走り信越道を目指しながら思ったのは、信越でわざわざ旅する行き先はもうない。絵を描く所なら色々あるが、雨では仕様がない。いっそのこと妙高高原の定宿まですっ飛んで行って、今日はそこでここまでの旅行の写真整理をしよう。なかなか好い案だと思えて方針決定。群馬県から碓氷峠を越えて長野県に入ってみて気が付いたことがある。先ず気温が一気に数度下がった。フロントガラスが曇り肌寒さを感じたので暖房をかけた。驚いたのは風景の違い。関東平野ではのっぺりと平面的な何の変哲もない景色に馴染まされていたが、信州に入った途端、風景が一変した。景色が構成的・立体的な起伏をなし、しかも色合いが美しく豊か。林檎と梨の白い花が盛りで、桃のピンクの花さえまだ残っている。山や丘の木々が新芽・若葉を出してそれが淡い赤や新鮮な緑のヴェールをなして美しい。満開の桜並木の下で花見に興じている風景すらある。ここは別世界なのだ、絵描きにとっては。絵を描くならやっぱり信州が随一だ。こうして信州に入ってからの運転は退屈なしで、気が付いたら妙高高原に着いていたという感じ。「いもり池」を散策してから「シェーネ」に入った。午後三時前。

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