3年前の4月から本格的に「無宿流浪の旅」に出た。それからは、旅に時間と精気を取られて、絵を描く暇と気力が殺がれてめっきり作品が減った。特に去年は年がら年中旅に出ていて絵を描くどころでなかった。それでも2年前、3年前の春と秋にはそれなりに描いていた。その頃の絵を集めて掲載してみようと思ったが、それが分散して埋もれていてなかなか集めるのが難しい。デジカメ撮影してあるはずだが、そのデータも何処にあるか分らない。掲載の準備段階で既に大いに疲れた。集まった風景画は額装してあるものがほとんどだが、額から出して撮影する・その手間をかける気力がなくなった。ので、額入りで撮影したら、表のガラス面に周囲の光が反映して変な写りになった。が、気にしても仕様がないので変な写りのまま登載することにした。絵が変に見えるのは、こういう事情がありますのでよろしくぅ。
↓ 最上川・大淀風景。2009-4下旬、山形県寒河江市・大淀にある「真下慶治美術館」内のテラスから最上川がU字状に折れ曲がる所を描いた。故真下慶治画伯の奥さんの了解を得て。無宿流浪の旅は、このときの最上川写生旅行から始まった。
↓ 2009-5上旬。駒ヶ根市東岸・火山(ひやま)。遠景の山は木曽山脈。農家の庭先を拝借して描いた。
2009-5上旬。木曽谷、旧中山道。故《奥田憲三》先生の好まれそうな風景に思われたので描いた。奥田先生に会うことがなければ、この風景は絵になるものとしてはボクの眼中になかったろう。
↓ 木曽の御嶽山。ここへ来るとどうしても御嶽山に目が行って、御嶽山を描いてしまう。御嶽山は空の一角の空気に過ぎないのに。御嶽山を描かせると、画家としての目が成熟しているかどうか露呈する。
↓ 丹後半島の北端。「丹後松島」
↓ 丹後半島・北端。「屏風岩」。松島から岬を一つ越えるとここに着く。
丹後半島北端へは、この2枚の絵を描くためだけにセレナを飛ばせていったのだから元気なもの(その頃はf^_^;)。その前に、絵になる風景を求めて丹後半島の一周旅行を済ませていたのだから(多分、前年に)、好きなことに取り組むときに溢れ出てくるヒトのエネルギーはなかなか凄まじい。
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