〇８／１７（金）、田辺市・救馬渓（すくまだに）観音、白浜「アドヴェンチャーワールド」でパンダがウヨウヨ、白浜「円月島（えんげつとう）」、田辺市「闘鶏神社」、御坊市「道成寺」で国宝・千手観音＆国宝・日光月光両脇侍と御対面。

夕闇が下りる中、道の駅「紀ノ川・万葉の里」に入り込んだ。和歌山市と五条市の中間。今夜はここで泊まる。ここは、電波が届くのが分っていて気分が好い。久し振りに道の駅でプログが書ける。気分の傾向としては落ち込んでいっている。孤独で居るのは寂しい。明日・土曜日は帰路に着く。尤も家に帰っても、女房が２３日まで長の旅に出ていて留守。居ないとなると凄く寂しいもんだなぁ。おばあちゃんも他所に行っていて居ない。紀ノ川を扼する高野山側の連山の山麓と山腹に不思議な光の集合が見える。高野山・お盆の風習に関係があるんだろうか。山麓の光は「慈尊院」辺りに見える。慈尊院には空海の母が住まって息子の無事を祈り続け、そしてそこで最期を迎えたという。

今日の行程の報告。真っ先に白浜温泉に向かうことにした。その理由は追って明らかになる。

①、途中にあったので「救馬渓（すくまだに）観音」を訪問。大きいことは大きいが、元は巨岩信仰から始まった神仏習合の修験場だったろう。いつしか御利益・厄除け追求に徹し、近時はコンクリート建物が好きな住職が続いていると見える。

②、時間を損したかと焦って着いたのが、白浜温泉「アドヴェンチャーワールド」。パンダが雌雄の番（つがい）から始まって、今や９頭の大家族。偉大な母親パンダに恵まれたらしい。この、世界でも珍しい・繁栄しているパンダ家族にお目にかかっておこうという訳。大混雑が予想されるので焦ったという訳。実際入館するため長い列に就いた。お目にかかれたパンダは５頭。３部屋に２、２、１頭と分れていた。４頭がバックヤードに残って居るはず。予約制のバックヤード見学というのもある。予約は満員。ここにパンダ王国ができた元は、親中派で鳴らした二階俊博が選挙地盤としていたため、中国政府が大いに配慮を示したことにあったよう。それに比べて石原慎太郎・東京都知事は中国から嫌われているので、都営の上野動物園はパンダを政治取引材料にされ厳しい条件を吹っかけられている。慎太郎が内心むかっ腹を立ててパンダなど要らんと言っているのは当然。そんなこととは関係なくて、ボクはただ白浜に起きた《パンダの奇跡》《白浜の奇跡》を冥土の土産に見ておきたかっただけ。勿論写真に収めて。フラッシュを焚かなければ写真撮影は許される。

③、白浜海岸の「円月島」を見た。白浜温泉の三大風景は、この円月島と千畳敷、三大壁。あとの二つは既に見ている。なかなか立派なモノ。最後の円月島も見ておかねばならなかった。

④、田辺市内で「闘鶏神社」を探訪。

⑤、御坊市で「道成寺」を再訪。宝物館に安置されている国宝・千手観音立像＆日光月光菩薩立像を拝観してなくて残念なので出掛けたという訳。本望を果たして満足。大事な仏像が公開されているということは有難いこと。秘仏などなしにしたらいい。
今日は朝から真っ青な空に猛烈な暑さときた。こんな真夏らしい日は、旅に出て初めてだった。

明日は五条市辺りから奈良盆地に入り、ひたすら北上すると思う。(^.^)/~~~