泊まった「道の駅・いけだ」から直ぐ近くの「池田町美術館」の建っている岡の上へ。ここからの眺望が素晴らしい。二方向で絵になる。ここの紅葉はまだまだ。
「有明山」を遠景にした絵を描くことに。水彩用のワトソン紙に描くことに。これは何十年も前に買った画帳。大きさは、油彩キャンバスに換算して12号位か。大きい。画用紙に油絵具を措くのは初めて。
遠景の山を描き中景の平野を描く段になって疲労感が来たのでセレナに戻って昼寝。それから再起して中景に手を付けたが前景にまで来るのは至難と感じた。油成分が紙に吸収されて絵具が伸びない。勝手が違う。中景・平野部は全体色が暗すぎる。前景に近づくにつれて人家・建物の密集を描かなければならない。その煩わしさを思っただけで疲労。前景・手前は葡萄畑と小道なんだが、葡萄は未だ全然紅葉しておらず描く意欲を掻き立ててくれない。葡萄が紅葉すると畑一面が赤く色づく。大体大画面で、手前が大複雑な風景を現場で描くものではない。そんな絵はアトリエ向きだろう。午後2時過ぎ、ギブアップして家路に就く準備にかかる。姫川沿いに下り糸魚川から北陸道に入る。小杉ICで下りたら料金は1,250円。平日のほぼ半額。気分好し。七尾着、6時半。今回の写生旅行は小手調べ・腕馴らしのようなもんだった。無事に帰宅できたことを良しとするか。風景をボードや紙に描くのは止めて、またキャンバスに復帰しようかなぁ。
そう言えば、事務所の山崎さんが今日能登半島先端で60kmマラソンに挑戦している、あの巨体で。ボクは無謀だと揶揄したんだが、彼にはフルマラソンを2回とも完走した実績があるから分らない。魔の大谷峠・椿峠越えを克服したかどうか。明日欠勤ということだけはないことを祈る。
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