今日素晴らしく綺麗な紅葉を見てきた。湖東・安土山の北に位置する観音寺山の麓にある「石の寺・教林坊」のモミジ。山上に西国33所観音霊場の30数番目札所の「観音正寺」がある。観音正寺の塔頭寺坊は山麓に30坊ほどあったらしいけど、明治維新時の廃仏毀釈の嵐の中でみんな廃寺となったが、この教林坊だけが辛うじて維持されてきた。紅葉は半ば散っていたが、残ったモミジの色彩の鮮やかさには圧倒された。庭に散り敷いた落ち葉の絨毯と相俟って得も言えず美しかった。古風で小振りな本堂・庫裏・土蔵が紅葉の中に自然と溶け込んで風情豊かであったこと。大寺院のただ一面の紅葉と違って、点景の効いた素敵な絵になっていた。
この教林坊を探していく途中で「沙々貴神社」を発見した。近江源氏・佐々木氏の氏神神社。式内社だから、氏神神社となったのは後日のことだろう。想像通りの見甲斐のある神社だった。
今日の探訪は以上で終わり。帰路の途中で眠くなったので、多賀SAに入り込んで一時間半ほど横になった。その後は快調な運転で夕方五時過ぎ七尾到着。
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