〇「明石寺」は今は「めいせきじ」と読ませるが、その昔は「あげいしじ」と呼ばれた。「あけいしじ」に「明石寺」の漢字を当てそれが「めいせきじ」の読みに繋がったか。在所の古老には今も「あげいしさん」「あげしさん」と呼ぶ人がいるそう。「あげいし」の由緒はこうだ。『宇和旧記』に「十八、九の娘が軽々と大石を両腕に抱き歩いていたが、当所まで来たとき夜が明けてしまったのでそのまま置き去ってしまった。その女は観音の化身か龍女かと謂われ、その石を白王権現と崇め祠を奉った」とある。白王権現は山門の約200m手前の左側にある鳥居から山に沿って300mほど進むとある。大きな石が神体である。
この由緒にある通り「明石寺」は神仏習合の寺だった。住職は別当職と呼ばれた。天台宗寺門派。本尊・十一面観世音菩薩。
↓山門・仁王門へ
手前・手水舎、中央・仁王門
仁王像。明石寺の仁王像はなかなかの傑作。
山門を潜ると同じ平面に地蔵堂がある。
本堂へはさらに石段を昇る。修理工事中。
本堂の覆いの中を覗いた。
本堂正面・Wikiより引用。
右・鐘楼、左・大師堂。
大師堂
大師堂から本堂側面を見る。
明石寺に隣接して神社がある。これが白王権現社かどうかは不明。多分関係がある。
拝殿。
本殿。
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