興福寺から春日大社へ。これは茶店か。
古い料理旅館がある。「菊水楼」という有名な老舗らしい。菊水楼の巨大な木造建物。三階建てではないか。
春日大社・一の鳥居に至る。
参道
参道途中にある茶店。ボクは空腹や渇いたときに時々この店に寄って丼モノやアイスクリームを食べる。
旧・奈良県物産陳列所。宇治・平等院を形どった構造・姿の建物。
へたばったので、春日大社に参るのは断念して左折して直接奈良国立博物館・なら仏像館へ。珠玉の仏たちの展示は常設だが、未だ見たことのない「中國古代青銅器・坂本コレクション」名品展を青銅器館でやっていた。
写真でしか見たことのないこんな奇怪な大青銅器が展示されているという。
「なら仏像館」。この建物が重文。
檀像・薬師如来座像・国宝。元は京都東山の麓、若王子社に安置されていたという。神仏分離令で放り出され、巡り廻ってなら仏像館所蔵になったんだろう。
木像薬師如来立像・国宝。これは、奈良・元興寺の寄託品。元興寺の五重塔に安置されていたそう。大阪府の金剛寺の金堂が今解体修理されている。その金堂の本尊・大日如来とその両脇侍が引っ越し中。その右脇侍がこの木造降三世明王坐像。なら仏像館の一室を堂々と独りで占拠して威張っている。金剛寺金堂で三尊揃って坐っている姿は、想像しただけでその大迫力に圧倒される。
これは、中国の石造菩薩像。その姿の美しさに魅入られる。
これは神像。奈良薬師寺と神仏習合していた薬師寺門前の「休ヶ岡八幡宮」の三神像も、なら仏像館に寄託されている。この三神像は国宝。
〇この他、多数の国宝・重文などの有名仏像の寄託品が展示されていて楽しい。
〇青銅器展は、東京で最初に骨董品を扱ったという坂本氏のコレクション。なら国立博物館に寄贈された。とてつもない(金銭見積り不能の)コレクション。一、二階ある青銅器館に展示されている。全部見て回ると圧倒されて疲れる。が、観て回るべきである。
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