宿根木という在所の手前に校舎跡と思しき建物が建っていて・その講堂らしい大きな建物に「千石船展示館」の文字が。一旦行き過ぎて・ブレーキを踏んでまた戻った。
中に入ると、実物大・設計図通りに造られた千石船「白山丸」が展示されていた。
↓前方・舳先から見る。
横腹
〇ここで、弁財船の小型模型が展示されていたので暫しそちらに目を移す。
↓「単なる模型ではなく、10分の1の弁財船である。和船を造船する時は、板図設計図を書き、船大工棟梁と、船主が話し合って作業を始める。その板図は、10分の1の大きさである。板図のとおり造ったのが、この小型であり、本船の作業と同様な手法、技術を使う。この小型を作りながら、本船の造船作業の打ち合わせをするのである。」
↓千石船の後方・艫。
真後ろ。舵(かじ)に注目。
↓以下二枚の写真は、帆柱を写した。太くて長い帆柱が横倒しにされている。
船室。艫(とも)・後方に向かって設けられている。二畳敷きの間が見えているが、そこが船頭室。
船頭部屋
船室の上に横倒しに置かれている帆柱。船室
↓以下二枚の写真は、帆柱を立てる部位を写した。
↓御影石
「千石船は積み荷が軽いと船が不安定になる。それは舟と同じほど長い帆柱と155畳もある帆が船の上に立つからであり、いわゆる頭でっかちの形になるので、船の底には重たいものを積み込んで安定を保つようにする。この御影石は、瀬戸内海地方で産出されたものを尾道港で積み込み、佐渡へ持ち帰ったものである。‥‥」
船底
船底からの昇降口。左右に二つある。
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