2013年9月16日月曜日

〇9/16(月・敬老の日)無断で旅に出てました。尾張国西部と三河国岡崎方面。お陰様で台風18号に祟られて酷い目に遭わされました。

昨日(連休二日目・日曜日)の夕方岡崎を後にして、東海北陸自動車道を北上して七尾を目指していたんですが、途中雨がひどくなって、それに一日仕事に励み過ぎたせいもあって目が疲れてきたので、自重して、ひるがの高原SAで宿泊。泊まらず突っ走れば、七尾到着午後十時というところでした。このSAは、岡崎と七尾の丁度中間です。今朝(連休三日目)夜明け前に目覚めると、なんと・セレナが風雨に曝されて駐車場に孤立している。トイレに行くと、たった数十メートルでずぶ濡れ。コンビニに寄ってもびしょ濡れ。給油中は・小屋根があるけど風雨の猛攻にお手上げ。悲惨の極みは・前途の通行止め。飛騨の山中で通行止めと聞いて頭が混乱しました。清見ICで流出させられ、仕方なく高山を目指しました。高山から古川経由で富山へ。道中・気化熱を奪われて体が冷えるので空調を熱風にして体を温めました。これが好い手で・どうやら風邪を引かずに済みそう。午前十時半、家に着くと・女房が居て「どこに行っとったん?」。「岡崎」と言うと、失笑して「逃げ帰って来たんか?」。TVは朝から・台風18号が豊橋に上陸して暴風雨の猛威を発揮している報道ばかりだそう。岡崎は隣町。昨夜のうちにさっさと帰って来た方が良かったのか、疲労による事故を回避するため飛騨の高原で一泊した方が好かったのか、今・冷静に考えてみても分りません。連休三日目はこんな有様で散々でしたが、二日目は凄く好かったです。時々雨に見舞われて難儀したんですが、真上から降って来るだけなので気楽なものでした。如何に凄く好かったのかを説明すると一冊の本を書かねばならないので、ここでは歴遊箇所を列挙するだけに留めます。①稲沢市「性海寺(しょうかいじ)」。本堂・宝塔と多宝塔が重要文化財。素晴らしい古刹。②あま市「甚目寺(じんもくじ)」。南大門(仁王門)、東門と三重塔が重要文化財。大刹。③稲沢市「万徳寺」。鎮守堂と多宝塔が重要文化財。④津島市「津島神社」。楼門と本殿が重要文化財。これらの社寺はみんな尾張国西部にある。稲沢市の郊外に「尾張国国分寺跡」の案内板があった。雨が降っていたので寄らなかったが、日本が律令制国家になった頃・尾張国の中心がこの辺りにあったことは確か。文化財の層が厚くて探訪に切りがないのでこの辺りで三河国・岡崎に転進しました。岡崎も重要文化財が多く残っている地域。古に文化の層が厚かったことを感じさせる。⑤岡崎市「伊賀八幡宮」。松平・徳川家の崇敬を受けた。重要文化財建造物の宝庫。石鳥居、神橋、随身門(楼門)、御供所、透塀、本殿・弊殿・拝殿がそう。本殿に近づけず・弊殿と本殿が拝殿の後ろに隠されていてその姿を目にできなかったのが残念。⑥岡崎市「大樹寺」。松平・徳川家の菩提寺。伊賀八幡宮に近かったので寄った。多宝塔が重要文化財。⑦岡崎市「滝山(たきさん)東照宮」。この神社は、滝山寺(たきさんじ)の一隅に江戸時代初期に創建された。滝山寺は、岡崎市街から離れた山中にある。この神社も重要文化財の宝庫。石鳥居、水屋(手水舎)、拝殿・弊殿、中門(唐門)、本殿がそう。規模は小さいが・如何にも東照宮らしい風情が豊か。⑧岡崎市「滝山寺(たきさんじ)」。山上に静かに佇む古刹。重要文化財は三門(山門)と本堂。三門は本堂のある山から1km程も離れてポツンと建っている。昔日は・この三門から本堂の麓まで・塔頭寺院や堂宇が建ち並んでいたに違いない。今は民家が並び古い集落が形成されている。滝山寺で素敵な体験をした。山を下りて宝物館の傍に来たときはもう五時半頃だったろう。普通宝物館は閉館されている時刻。が、何か予感がして宝物館への参道を辿ってみた。ら、入口から光が漏れている。玄関に訪問者の靴が並んでいる。中を覗いてみると、館主が笑顔で迎え入れてくれた。住職だろう。素晴らしい仏像に邂逅できた。聖観世音菩薩立像を本尊とする三尊像。左脇侍は梵天立像、右脇侍は帝釈天立像。鎌倉時代、運慶・湛慶作。造形美・センスに富んでいる。残念なことに・綺麗過ぎる。江戸時代に補修を加え、肌を綺麗に整え・彩色を施したらしい。国宝になる資格を有した仏像だったのに。住職曰く「重文(じゅうぶん)で十分(じゅうぶん)です」。おっと・一日目の報告が抜けそう。初日は・出発してほどなく睡魔に襲われた。夏の九州旅行の後の夜更かし生活の祟りが出た。東海北陸自動車道のひるがの高原SAに辿り着いたのが午後一時半。このまま進めば三時頃に愛知県稲沢市に着く。二、三ヶ所の探訪ができる。そう計算していたが、睡魔の取りつき方が尋常でなく・危険を感じたので・仮眠をとることに。そして目覚めたら三時半。二時間も寝ていた。稲沢到着時刻は五時に切り替わった。これでは探訪どころではない、寝床探しが先になりそう。それでも稲沢市街地でしぶとく「尾張大国霊神社」を探訪。読みは「おわりおおくにたま神社」でないか。楼門と拝殿が重要文化財。市街地のど真ん中に参道を広々・長々と展開している。その貫禄に驚嘆。別名「国府宮(こうのみや)」。尾張国の国府もこの近くにあったんだろう。稲沢市は隅に置けません。
ここでお断りしておきますが、連休明けの明日からまたまた能登総合病院に検査入院します。ボクは厭なんですが、主治医の命令なので已むを得ません。ナースクラブに遊びに行ってくると思えば‥‥やっぱり腹立たしい(`´)。一泊二日位なら好いんだけど。

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