2014年6月7日土曜日

〇6/1(日)野麦峠。《乗鞍岳》

〇《野麦峠》に着いた。
↓《乗鞍岳》 昔・家族旅行で野麦峠に来て初めてこの山容を眼にしたときは、神秘を感じた。峠を上り下りする道中で乗鞍岳を眼にすることができるのは、この峠の上とあとは阿多野郷の谷間だけ。



 ↓「あゝ・野麦峠」
↓ 『あゝ野麦峠 兄の背に野麦峠を登り詰め飛騨が見えるの一声で此の世を去ったおみねさん。聞くも語るも皆涙』と記されている。隆君の解説―信州岡谷の製糸工場で女工をしていた妹が肺を病み死期が近づいたのを、飛騨古川の兄が迎えに行って岡谷から背に負ってここ野麦峠まで辿り着いた時の悲劇。妹が見たのは写真に示された《乗鞍岳》だったに違いない。この山は、野麦峠の頂上に来て初めて見える(そして頂上を下るともう見えない)。「あゝ野麦峠」という題名で新旧二本の女工哀史物語が映画化されている。
 ↓お助け小屋。昔、おばあさんが独りでこの峠に茶店を出していた。誰にも親身に接し、峠を越える人達の心の支えだった―峠に辿り着けばおばあさんが待って居る。その茶店は人呼んで《お助け小屋》。


0 件のコメント:

コメントを投稿