〇４／２３（木） 東大寺の仏像《東大寺ミュージアム》

〇この千手観音像は永らく四月堂に安置されていた。小さな四月堂の奥の薄暗闇に祀られているその姿は巨大で不気味で圧倒的な迫力を感じさせた。重文だということだったが既に国宝の威厳をお堂一杯に放っていた。それが、東大寺ミュージアムが開設されたらそこの御本尊的中心位置に収まった。いずれ国宝にならずにはおくまい。それにしてもこの仏像は不思議な雰囲気を発散する。これが行基仏というものだろうか。梅原猛が行基仏説を主張していた。

↓千手観音立像の両脇に立つ日光・月光両菩薩像。天平仏。塑像。国宝。元、法華堂で不空羂索観音立像の両脇侍仏だった。

↓月光菩薩

↓日光菩薩

↓日光菩薩

↓月光菩薩

↓日光菩薩

↓月光菩薩

↓廃仏毀釈の時代に廃寺になった寺から東大寺に寄せられた二天像。重文。日光・月光両菩薩のさらに横・端に立つ。

↓弁財天像・重文。塑像。元、法華堂に立っていた。

↓吉祥天立像・重文。塑像。元、法華堂の住人。

↓釈迦誕生仏・国宝。生まれた途端に七歩歩いて右手で天を指し左手で地を指して「天上天下唯我独尊」とのたまわれたという。

〇〇菩薩像。多分何菩薩か特定できない。金銅仏

↓以下の二体は戒壇院の本尊仏として並んで（二体一組で）祀られていたそう。小像。金銅仏。

↓釈迦如来坐像

↓多宝如来坐像

↓南大門を護る阿吽二体の仁王像・国宝。ミュージアムは、南大門を潜ると直ぐ左にある。