2016年6月5日日曜日

〇6/5(日) 午前中、雨。和泉国(和泉市・岸和田市・堺市)の文化財探訪

〇道の駅「いずみ山愛の里」で目覚めたのが6:30。近傍で火事騒動。車中で重文探訪の段取りをNet検索で研究。出発は8:00。以下、探訪順に列挙。
①、和泉市の街中。「泉井上神社」。和泉国一宮~五宮の総鎮守。古代の国司等の行政官は毎年管轄下の指定神社を巡回すべき職責があったが、それを省くため総鎮守制を創り出した。総鎮守一社を参拝すれば全部を廻ったことにするという都合の好い制度。本殿が重文だが、遺憾なことに高い土塀に囲われていてほとんど見えない。境内に「和泉清水」が湧き出たという聖地がある。和泉国の国名の由来だと云う。
②、「聖神社」。和泉市の街中やや外れ。和泉国・三宮。本殿が重文。摂社二社の本殿も重文と云う覚えもあるがはっきりしない。調べてみる。本殿は焼失したが、豊臣秀頼が再興したそう。茅葺の豪壮な独特の造り。
③、「積川(つがわ)神社」。岸和田市の郊外。和泉国・四宮。本殿が重文。修復工事中で本殿がほぼ完成し、囲い塀が枠組みだけだったのでかえって本殿が丸見えで好かった。好運と云うべし。境内は狭小。
④、「大威徳寺」。岸和田市の山中深くにある。多宝塔が重文。往時は40坊もあった大寺だそうだが、今は多宝塔と本堂それに鐘楼しかない。修験道が盛んだった時代の物語だろう。訪れる人とてほとんどないが、山寺らしい佇まいには趣がある。絵になる。
⑤、「大鳥大社」 堺市街地にある。和泉国一宮。大社だというので折角泉州まで来ているので訪ねてみた。文字通りの大社。日本武尊が伊吹山で傷つき白鳥となってこの地まで飛んできて果てたそうで、その地に建てられたので大鳥神社。
因みに和泉国の二宮は和泉穴師神社、五宮は日根神社。いずれにも重文建造物があり探訪すべき神社だがいずれも和泉大津等さらに泉南地方に行かねばならないので後日の宿題とした。
堺出発が13:30、七尾到着が18:30。この週末、大いに働いた。仕事に勤しんで充実した二日間を過ごした。人生はかくありたきもの。

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