〇芭蕉翁記念館から更に上野城本丸に近づくと「俳聖殿」がある。近時重文に指定された。近くで子供たちに忍術の実演をやらせてくれる。手裏剣投げ。
↑「俳聖殿 松尾芭蕉の生誕300年を記念して昭和17年(1942)に建てられたもので、下層八角形平面、上層円形平面の木造重層で、屋根は上下層とも檜皮葺きである。外観は、芭蕉の旅姿を建築に表わそうとした建立の発意者川崎克氏の着想を、伊東忠太博士の指導により極めて稀にみる和風建築としてまとめたものである。上層の屋根は、芭蕉の笠、その下部が顔を、下層の屋根は蓑と衣を着た姿で、堂は脚部に、廻廊の柱は杖と脚を表現する。堂内には、芭蕉の等身大伊賀焼の座像が安置されている。これは長谷川栄作氏の原像をもって川崎克氏が制作したものである。(平成22年12月24日指定)」
↓この時より何年も前に俳聖殿を訪れたときは、覗くことも禁止されていた。聖なる芭蕉像を目にするなどは罰当たりなこととされていた。勿論撮影などは厳禁。それが、上野の識者の間で議論がなされ、像を神聖視する根拠はない・折角芭蕉を慕って訪れてくれる人に公開すべきである・撮影禁止も意味がないという結論になったそう。ボクに言わせれば当然のことだが、えてして頑迷固陋な人士が多い世界でのこととしては英断と評価すべし。
0 件のコメント:
コメントを投稿