〇丹波・但馬の重文建造物を探訪したのは、夏の暑い盛りだった。
丹波の山中でいきなり瀟洒な重文建造物二棟に巡り会えた時は感動を覚えた。こんな田舎の村に延暦時代から護られ伝えられてきた文化財二棟。遠い昔から人が住みつき文化を育んできたに違いないが、丹波の住人達の純朴な信仰心がどれだけ深かったものか、そのことが感じ取れたからである。
↓大福光寺は真言宗御室派の末寺です。延暦年中の創建で、鞍馬寺の中興法印釈法延が建立しました。当時は現在地より北方の空山(深山)に建てられ栄えましたが、足利尊氏公の信仰により嘉暦2年10月に、この地に移し建立されました。天正年間の兵火により多くのお堂は焼失しましたが、本堂と多宝塔は今も当時の姿を残しています。
国指定重要文化財
(建造物) 本堂、多宝塔
(書籍典籍) 紙本墨書方丈記、玉篇第二十四断簡
↓残された境内は小さい。綺麗に小公園の様に整備されている。真言宗寺院だから檀家・門徒はいない(だろう)。↓本堂と多宝塔(左端)
↓本堂
↓多宝塔
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