昨年末、将棋界に衝撃が走った。竜王戦が始まる直前、挑戦者の三浦九段が出場停止処分を喰らった。理由は、将棋アプリを使用して指手の指南を受けてAI(人工知能)の力で挑戦者になったというもの。勝負の終盤に至り頻繁に対局室を出て長く戻って来なかった、控室でスマホを操作しているのを見られた、将棋アプリの差手と彼の差手の一致率が異常に高かった等。新年になって第三者調査委員会が調査結果を発表したが、それによると三浦九段は白だそう。将棋連盟は彼に謝罪して幕引きを図った。幕が引けるかどうか、それは未だ分らない。三浦九段の出方一つ。
ボクがこの話を持出すのは面白い話だから。何が面白いッかって、この話は既にAI将棋アプリの方が日本将棋連盟トッププロよりも強いことを前提としてしまっているからだ。実際トッププロは劣勢に立たされている。プロ将棋界を覆う悲観・過敏が生み出した珍事件なのか。
0 件のコメント:
コメントを投稿