↑この写真、何を撮ったか分るだろうか。夜闇の中、川面を見つめ続けるシロサギである。魚を狙っている。川の中で寝ているのではない。サギは寝るとき、喬木のてっべんに止まる。サギの体の下が水面であることは、薄く影が映っているので分ろう。この暗闇で川の中の魚の動きが見えるのである。サギは「鳥目」ではない。ボクは以前この川で、夜、アイガモが数羽、ボクの足音に驚いて飛び立つのを見た。先には電線が幾重にも張られている。アイガモ達は電線を危なげなく避けて飛び去った。見えている。鳥は「鳥目」じゃない。ある学説を読んだことがある、鳥は鳥目で宵闇が下りてくると物が見えなくなるという従来の説は誤りだというのである。ボクもその通りだと思う。それどころか鳥の目は人間よりも闇に利く。とんでもなく見えている。鳥の視覚は超人的。
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