2017年9月8日金曜日

〇2016-7-17(日)新潟県村上市「小俣宿から鼠ヶ関へ、旧出羽街道を辿る」奥の細道

〇第一次奥の細道紀行では調査研究不足で探訪しようもなかった旧出羽街道を羽越の山中深くに探ってみた。新潟県村上市「小俣宿」から山形県鶴岡市「鼠ヶ関」間。
↓小俣を出て見当を付けたルートを辿り雷(いかづち)集落に到着。電柱に取り付けられた青い案内標示には「山形県方面」(左の坂道を登る)とあり、電柱の右傍の茶色の案内柱には「シナバタの里・雷」とある。シナとはシナノキ、バタは機織りである。シナノキの皮を剥いでハタにかけシナバタとして名の通った伝統工芸品を作る。
 ↓「鶴岡市」に入ったことを示す案内標識
 ↓峠に着いた
 ↓その名も「雷(いかづち)峠」
 ↓峠からいきなり雲行きが怪しくなる。鶴岡に向かう道は確かに国道とされているが「大型車通行不可」だそう。実際辿ってみると大型車どころか普通車でも怪しい。このルートは旧出羽街道ではないのでは、という疑問が湧く。
 ↓それでも「鼠ヶ関」の案内が出て一安心
 ↓広い平坦な道を走ると「日本国の里・小名部」の在所に出た。この里を旧出羽街道が通っていたことは間違いない。問題は「←日本国登山口」と標示された左側の旧道然とした道の位置づけだ。この旧道が出羽街道だった可能性はある。後日遠征する機会があったら、こちらの道を辿って小俣宿に出てみよう。
★隆君註 「日本国」とはそういう名の山。名づけには由緒話がある。徳川将軍家が関わる
★後日また遠征してきて山形県鶴岡市方面からここ小名部に来た。そして左側ルートを調査した。細道だったが確かに小俣宿に最短ルートで出た。しかし国道でも県道でもない(逆三角形や六角形のルート標識が一つもなかった)。先に試行してみた雷峠ルートは曲がりなりにも国道345号の標示があった。結論は出なかったが、ボクが思うに、旧出羽街道と呼ばれる山中ルートは幾筋か併存していたようだ。
 ↓電柱に白い案内標示が付いている。「鶴岡市・鼠ヶ関」 とにかく着いた。

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