↓鳥居の奥が入鹿神社拝殿
↓奥・中央の御堂が大日堂
〇入鹿神社は、蘇我入鹿の木造坐像を神体とする。現在の橿原市周辺は蘇我氏ゆかりの地であり、「蘇我」、「曽我」といった地名も残る。小綱(しょうこ)町の隣の曽我町には、蘇我馬子が創建した宗我都比古神社があり、蘇我氏の始祖を祀っている。
本殿・橿原市指定文化財。明治時代に、皇国史観に基づいて逆臣である蘇我入鹿を神として祀るのは都合が悪いとして、祭神をスサノオに、社名を地名からとった「小綱神社」に改めるように政府から言われたが、地元住民はそれを拒んだという。日本書紀に基づいた「蘇我氏逆臣説」が日本史に通説となっている今に至るまで、地元の人々から崇敬を集めている。
↓大日堂・重文
↓「大日堂内はご自由に写真撮影して下さい。」 ボクは写真撮影禁止の貼り紙だと早合点したが、よくよく見ると真逆だった。こんな嬉しいことはない。この寛容さ、素晴らしい。蘇我入鹿を御神体として崇め続けてきた氏子崇敬者の精神心意気はやはり違う。
本尊大日如来は鎌倉時代作の重要文化財なのだッ
小路を挟んだ向かいに正蓮寺という寺がある。入鹿神社境内には神宮寺としてかつて仏起山普賢寺があり大日如来が祀られていた。神仏分離の際に普賢寺は廃寺となったが、建物と本尊の仏像は残されて成等山正蓮寺の管理となり、「大日堂」という名称で現存している。
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