〇イザベラが米代川の南岸にたどり着いたのは数十年に一度の集中豪雨の中だった。川は水かさを増し急流となって渦巻き、船頭は舟を出すのを拒んだ。それを無理矢理願って対岸に向けて出してもらった。舟は流されることを含みにして船着場からはるか上流から出発した。渡河中に上流から流されてきた館船が流木に激突され転覆するのを間近で見た。船頭たち数名が濁流に呑み込まれ姿を消した。イザベラの舟は辛うじて北岸に辿り着いた。
↓ここがまさにイザベラが渡河した「切石」の在所であることを示す。
↓イザベラが雨中を進んできた「羽州街道」を示す標識。
↓これが羽州街道。
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