『曾良随行日記』『二日 昼過ぎより九郎兵衛へ被ㇾ招。彼是、歌仙一巻有り。盛信。息、‥‥』
〇芭蕉は新庄で俳号《風流》(渋谷甚兵衛)宅で二泊した。その風流の本家筋(兄)にあたる黒兵衛宅跡を探訪した。
「九郎兵衛」は、風流の本家「渋谷九郎兵衛で、俳号は「盛信」。新庄第一の富豪だったそう。芭蕉は「盛信」亭に招かれて歌仙を巻いている。
〇「歌仙一巻有り」というのは、
御尋に我宿せばし破れ蚊や 風流
はじめてかほる風の薫物 芭蕉
菊作り鍬に薄を折添て 孤松
霧立かくす虹のもとすゑ ソラ
に始まる七吟歌仙のこと。この時、別に、
盛信亭
風の香も南に近し最上川 翁
を発句とする三つ物もあったそう。
〇「歌仙一巻有り」というのは、
御尋に我宿せばし破れ蚊や 風流
はじめてかほる風の薫物 芭蕉
菊作り鍬に薄を折添て 孤松
霧立かくす虹のもとすゑ ソラ
に始まる七吟歌仙のこと。この時、別に、
盛信亭
風の香も南に近し最上川 翁
を発句とする三つ物もあったそう。
↓市街地の真ん中に、盛信亭跡の石碑が立つ
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