〇柏崎の天屋(その日泊まる当てにしていた)でぞんざいな扱いを受けて(多分乞食坊主やなんぞと見られた)腹を立て天屋を後にした芭蕉は(天屋の使用人が道まで二度にわたって走り出て止めたが)意地づくで次の宿場・鉢崎を目指した。鉢崎宿の入口にあったのが「鉢崎関所」。芭蕉は必ずやこの関所を通ったはず(関所破りでもせぬ限り)。
↓この岬の山の右が柏崎方面、山を下った左側が鉢崎宿。鉢崎と柏崎の間には小山を背骨とする岬が十余も連なっている。徒歩で旅するには大変な難路。この難路を芭蕉は腹立ち紛れの意地づくで一気に歩き通した。
↓停まっているのはセレナ君。岬の山を下って来ると最初の民家がある。↓この民家から浜辺にかけての線から左側一帯がかつての関所跡。民家の前に以下の写真の通り記念碑や案内板が並んでいる。
↓「鉢崎関所跡」の石碑、
↓定め書きの立札。他所者の女の出入を厳しく取締る旨定めている。
↓鉢崎関所跡の観光案内板がある。
↓鉢崎関所絵図。岬の山の左に関所が図示されている。
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