以下は銅鐸博物館発行の写真集から引用
中央が日本最大の銅鐸。大岩山からは全部で24個の銅鐸が出た。二人の子供が山で遊んでいて偶然発見したのが端緒。

以下の2点だけが東京国立博物館に収蔵されたが、他は村に戻された。戻された銅鐸は行方不明になった。後日研究を始めた梅原末二・京大教授が行方を追及し全点の行方を解明した。この経緯を見ると、銅鐸は当初その考古学的価値を軽視されていた


銅鐸は祭祀用の呪具だった。上端の取っ手で吊り下げ、内側に垂らした金属片を打ちつけて澄んだ金属音を響かせた。銅鐸の奏でる音響は神秘の世界を現出したことだろう。大銅鐸は梵鐘の系譜に繋がるだろう。銅鐸には一寸にも足りない小さなものもある。これは風鈴の系譜に連なるだろう。巫女の舞に付きものの鈴、あれも小さな銅鐸の系譜を引くものだろう。
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