〇５／２６（土）新穂高ロープウェイ、道の駅・宙（すかい）ドーム神岡

この週末は行楽日和になるという予報なので出掛けることにしていたが、昨夜本棚から大江健三郎の｢万延元年のフットボール」を取り出して読んでいたら睡眠不足になって出足が遅れた。大江の文体は一々持って回った表現なので好きでないが、文才は認める。だから読む。出足遅れで出征先が限定された。思案の末に浮上したのが、今日・土曜日は新穂高ロープウェイに乗って、以前乗ったとき雲で見えなかった槍ヶ岳・笠ヶ岳などの北アルプスの雄大な景観をこの目にすること。そして日曜日は平湯から始発バスで乗鞍岳に登ること。乗鞍岳に未だ行ってない。ここは行かず仕舞いにするわけにいかない。名案に思えたので跳び起きて出発した。道中睡魔に襲われ路傍で眠ったので予定が遅れ、ロープウェイで戻って来たのは最終便の一つ前。ロープウェイ展望台で商売している写真屋の言うには「ここからの景色は午前中しか見えないのが普通、午後は雲が出る、それが今日は午後も雲が山に掛からない、珍しい日だ」。水蒸気が多くて寒々しいパノラマではあったが、正面に笠ヶ岳、右へ槍ヶ岳・西穂高など、左に焼岳が見えて好かったのは事実。運が好かったのかどうかは分らない。写真の掲載は後日になります。旅先でＨ-ａｉｒ送信するとまどろっこしくて厭になる。

新穂高温泉郷・奥飛騨温泉郷（平湯も含め）一帯を走り回り、コンビニと電波を飛ばせる夜営地を求めたが、遂に見当たらなかった。神岡までの撤退、高山あるいは松本までの前進が選択肢だったが、神岡に戻った。「道の駅・宙（すかい）ドーム神岡」に泊まっている。