丸岡から勝山に行く主要地方道沿いに「越前竹人形の里」がある。
↓この人は「師田黎明」氏。戦後、この人の父が創建した「越前竹人形」の工房を継いで、昭和30年代に今日の「越前竹人形」の基礎を創り上げた。
〇ところで「越前竹人形」が有名になったのは、小説家「水上勉」の同名の小説に負う。小説では、時代は戦前、舞台は南条の山村になっている。しかし、戦前には「越前竹人形」は影も形もない。南条方面の山村に「越前竹人形」が作られていた痕跡は全くない。小説は、水上勉の完全な創作・フィクション。しかし、水上勉は取材し構想のヒントを得ただろう。その取材源こそ、師田黎明氏の父親か氏の創作にかかる「越前竹人形」だったろう。
↑髪の毛を作り出している。この小刀には刃が付いていない。竹を細く細く割いているだけ。
↓展示室の人形達。非売品。値を付けるとすると、非常に値が張る。目の玉が飛び出るかも。
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