前回「6/19(火)台風接近。雨の唐招提寺(1)、国宝金堂の中の国宝仏たち」では、国宝・金堂とその中の国宝・諸仏像を紹介した。今回は金堂以外の建物とその中の仏像の紹介。
↑左が鼓楼・国宝。右が礼堂(らいどう)・重文。
↑礼堂(手前)。礼堂と屋根続きで奥に東室・重文が繋がっている。礼堂と東室の間は切れていて通行できる。
↓礼堂の本尊・釈迦如来立像。清凉寺型・インド風。
↓講堂・国宝。朝堂院・東朝集殿を移築したものという。
↓講堂内に安置された仏像
↓薬師如来坐像・重文
↓脇侍、増長天像・重文
↓脇侍、持国天像・重文
↓戒壇。往時は戒壇院として建物に覆われていたと思われる。国立戒壇が勅許されたということは、律宗寺院として建立された唐招提寺が当時の朝廷の仏教政策上如何に高い地位を与えられていたかが分かる。
↓経蔵・国宝
↓宝蔵・国宝
↓宝蔵を右折すると、新宝蔵への道がある。
↓新宝蔵
以下は、新宝蔵収蔵の諸仏像達。いずれの像も欠陥・欠損を抱えている。が、芸術的香りは失われていない。
↓唐招提寺のトルソーと呼ばれて有名な如来型立像。重文。頭と両腕が失われているが、造形としては不思議な輝きを放っている。魅力的で、絵になる。
↓大日如来坐像・重文。丈六仏で大きい。美術作品としては並み。
↓伝・薬師如来立像、重文
↓伝・衆宝王菩薩立像、重文
↓同上の頭部。鼻部が欠けている。
↓伝・獅子吼菩薩立像、重文
↓十一面観音立像・重文
↓鑑真和上御廟
御廟
↓鑑真和上・御影堂。非公開
↓国宝・鑑真和上坐像。脱活乾漆造。
〇陳瞬臣「人物・日本史記」鑑真和上の章に、この像の制作のことが小説化されている。
↓御影堂からの道。
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