〇6/17(月) 金沢に仕事に出たついでに・正午から「薬師寺展」を見るために県立美術館に行った。
金沢で「薬師寺展」が開催されていることは知っていた。が、県立美術館までわざわざ出かけて行こうとは思わなかった。それが先々週、エストで前売券を一枚貰った、当日1,300円・前売1,100円。客の松〇氏が置いて行ったそう。その券を手にした時、ナースクラブから戻った翌週・月曜日の午前に金沢の裁判所に日程が入っている事を思い出し、よし・その後すぐに県立美術館に立ち回ろうと決めて有難く前売券を戴いた。その券を今日使用した。実は前売券を入手してから「薬師寺展」の情報を集めて、そして随分楽しみにしていたのだ。興味の対象は十一面観音立像・木造・二体。等身大強の仏像だが、永らく寺の倉庫に埋もれていた。保管状態は極めて悪い。欠損が酷く・また全体朽廃が進んでいる。それでも一見して魅力ある仏像。しかし欠損仏なので公開される機会はほとんどなかった。確か梅原猛が寺の倉庫に入って仏像を見分した感想を執筆して報告していた。ボクはその本を読み、写真を見て興味を抱かせられていた。この二体の欠損仏は、一階第一展示室に居た。国宝・聖観音立像・金銅造・飛鳥時代作を中央に、その左右に立っていた。ボクはこの三体の仏像を、前後左右からたがめつすがめつ飽きもせずに観察した。二度と味わえない至福の時を過ごした。二階に展示された国宝・吉祥天画像・麻布着色も目指す文化財の一つだった。この画像も期待に違わなかった。素敵な体験・鑑賞をした。
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