2013年11月16日土曜日

〇11/15(金) 全データ喪失は、全電源喪失状態と同じで、為す術がない。

全データ喪失状態では、データに基づく報告記事は書きようがない。為す術がない点は、全電源喪失状態に陥った東電・福島第一原発と同じ。問題は・ボクの心がメルトダウンを起こしているかどうか。これが、自分でもよく分からない。
目下・痛手となってボクの心をチクチク刺しているのは、出雲国「大寺薬師(おおでらやくし)」のブログ上呈一歩手前でその情報を喪失したこと。「大寺薬師」は実に不思議な奇蹟の遺跡。重要文化財仏像群を収納する宝物館しか残っていない。だが、その仏像群ときたら・会えば息を飲んで圧倒される。薬師坐像一体、その脇侍の日光・月光菩薩立像各一体、十一面観音立像二体、そして四天王立像四体。これらが皆、重要文化財。中で圧巻なのは、四天王立像。奈良時代の作と謂われるが、これが本物の芸術家の作品。超一流の仏師でなければ彫れまいと思われる作品。もうチョット保存状態が良くて・創作の由緒を示す墨書でも見出されれば、国宝に指定されておかしくない仏像達。こんな凄い仏像群が・出雲の片田舎に存在するという話を聞いて、ボクは仏像達に逢うために能登から出雲までトコトコ走って行った。一回目の遠征では・携帯を持ち合わせず管理者に電話連絡できずに涙を飲んだ。そしてこの夏に二回目の遠征をして・紆余曲折の末に何とか連絡が取れて念願の面会を果たせた。管理者のお爺さんは・仏像達の撮影も許してくれた。あんなに嬉しくて心が高揚したことはない。その時の写真も・みんな失ったのだ。失ったデータは、そのような思いが大なり小なり詰まったものばかり。
〇大寺薬師探訪発起の端緒にリンク→http://takashikun.blogspot.jp/2011/07/blog-post_1288.html
〇大寺薬師第一回探訪記にリンク→http://takashikun.blogspot.jp/2011/10/blog-post_9911.html
〇大寺薬師第二回探訪記にリンク→http://takashikun.blogspot.jp/2013/08/blog-post_12.html
仕方がないから・失ったデータに依らない仕事を始めるしかない。この機会に、ボクの関心事について・自分の考えをまとめてみようかと。ボクのブログの読者は御存知の通り・ボクの関心が神社仏閣・仏像に向いていたことは確か。さし当たって・この方面の物事から語り始めてみようかと。

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