2015年4月4日土曜日

〇芭蕉「奥の細道紀行》北陸路(37) 今庄「湯尾(ゆのお)峠」芭蕉句碑《月に名を包みかねてやいもの神》

〇奈良で桜を見ようと旅立ったのが九時半。奈良に着くと半端な時間、どうするか考えていたら、南条SAのスマート出口で降りてしまった。今庄の「湯尾峠」と「燧ヶ城」の芭蕉句碑を探訪するつもり。湯尾峠は先ず湯尾地区探しから始まった。
↓あった。JR湯尾駅。


↓駅舎内の観光案内図。あるある、今庄駅の近く、湯尾駅側に《湯尾峠」がある。
〇今庄駅で踏切を渡ると旧今庄宿の街路が続く。福井から一日、敦賀・木ノ本からも一日の行程で北国街道を旅する者は必ず今庄宿に泊まったそう。繁盛した宿場町。その本陣跡に古老が居た。ので、湯尾峠と燧ヶ城の在り処を尋ねた。物知りな人で懇切に教えてくれた。いずれも近い。まず湯尾峠に向かうことに。この峠、今は人跡稀でかつての北国街道の面影は全く失われている。古老の教示がなければまずはたどり着けない。
↓湯尾峠登り口
縞蛇を踏みそうになった。長過ぎ。
↓これが旧北国街道


↓ボクは心臓病に貧血。死ぬかと思ったらやっと峠に着いた。地獄に仏。


↑後で説明文を書き写す。
↓「孫嫡子神社」 痘瘡の神を祀る。
↓峠から反対側・南条側を見る。海抜200m。
↓登って来た側・今庄側を見る。
↓「明治天皇湯尾峠御小休所址」
↓松尾芭蕉の句碑
↓《月に名をつつみ兼てやいもの神
「いもの神」とは、痘瘡除けのおまじないの護符で家の軒下にぶら下げたらしい。湯尾峠には往時このお守り札を売る茶屋が四軒あって栄えたらしい。
↓南条・福井方面
↓戻りの下り道。今庄・敦賀方面。

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