〇遠野地区を探訪した後ついでに花巻に寄り「宮澤賢治記念館」も探訪した。この機会を逃せば多分もうここを訪れる機会はないと思ったから。花巻の郊外、小高い山の中にあった。立地条件が好いとは思えないのに人出は思ったよりあった。
↓「注文の多い料理店・山猫軒」
↓「宮澤賢治記念館・トイレ」 綺麗で洒落ている。↓「宮沢賢治記念館」へ
館内は撮影禁止。展示内容はこれすべて賢治の作品の原稿類。多分全作品の原稿が揃っている。
↓「雨ニモマケズ‥‥」の原稿のコピー版
〇↓「雨ニモマケズの周辺 宮沢賢治の没後、賢治愛用のトランク蓋裏のポケットから、一冊の黒手帳が発見されました。これが有名な「雨ニモマケズ」の手帳です。くり返し書かれた南無妙法蓮華経のお題目、快楽もほしがらずに見られる反省や悲願のことば、等といっしょに「雨ニモマケズ」が書いてありました。最初に11.3とあるのは、昭和6年11月3日を示す日付です。当時、賢治は病床に臥せっておりました。しかし、病人の手になるものとは思えない程の大きな、しっかりした字で、前後9ページに及んで書きこまれております。この「雨ニモマケズ」を書いたとき、賢治はおそらく、死を予感していたと想像されます。それを念頭におけば、最後の方の「ソウイウモノニワタシハナリタイ」という悲願が、ずっしりとした重みで、われわれの胸をうちます。賢治が晩年、県民と共に生きようとしてつくった「羅須地人協会」のあとには、昭和11年に、「野原ノ松ノ林ノ陰ノ‥‥」からはじまる石碑が建立され、今でも訪れる人が多くおります。」
〇ボクにとって大事な巡礼を、一つ済ませたような気がした。
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