2016年3月25日金曜日

〇3/20(日)伊勢二見「賓日館(ひんじつかん)」重文

〇賓日館は明治20年(1887)、伊勢神宮の賓客の休憩・宿泊施設として、藤堂藩の砲台跡地に、神宮の崇敬団体・財団法人神苑会によって建設された。明治44年(1911)、隣接する二見館に払い下げられた。その後、二見館の別館として平成11年まで使用されてきたが、二見館の休業に伴い二見町に寄贈された。現在、国重要文化財に指定されている。






↓二階に大広間のある棟
↓大広間




↓御殿の間


↓階段の柱に彫られた二見蛙。板倉白龍作。取り付けられたものではなく柱と一木。蛙は二見興玉神社の祭神・猿田彦大神の御使いとして二見町のシンボルとなっている。
↓倭姫命(やまとひめのみこと) 第11代垂仁天皇の皇女。第10代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)の跡を継ぎ、天照大神の御杖代(みつえしろ)として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て伊勢の国に入り、神託により皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされる。後に東夷の討伐に向かう日本武尊(甥)に草薙剣を与えている。伊勢の地で天照大神を祀る最初の皇女で、これが制度化されて後の斎宮となった。捧げ持っているのは草薙剣だろう。
↓二見が生んだ日本画家・中村左州の屏風画


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