〇四年前の肩すかしのことと、城山氏に城を案内してもらい宣長翁のことを聞かせてもらったことは、ボクのブログの次のアドレスを入力すれば出てきます。
http://takashikun.blogspot.jp/2012/08/blog-post_25.html
〇記念館の方が休館だったために好い事も発生した。旧宅の方は普段は・宣長が研究室に使っていた二階の増築の一間は非公開なのだが、記念館のリニューアル休館の見返りに公開されていたのだ。箱階段をそろそろと上がってボクは二階の禁断の間に入った。床の間の向かいが大きな窓になっていて室内は明るかった。一回はどの部屋も暗い。よく研究に勤しめたと不思議に思うほど暗い(今日は空が暗かったので尚更)。ボクは二階の多分三畳間(四畳半だったか記憶がはっきりしない)に坐って窓から外の庭木を眺めながらかなりの時を過ごした。大変な贅沢を味わわせて戴いた。受付の若い女性が「床の間の鈴も鳴らして見て下さい」と言ってくれていたので本当に手に取って鳴らしてみた。鈴は六つほど赤い紐に結わえて垂れ下げられていた。小さい鈴なので六つ・七つが同時に鳴っても可憐な音しかしない。宣長も時々鈴を鳴らして気分転換したという。
〇旧宅を出たとき、雨の降りはかなりのものになっていた。ボクは濡れながらセレナの元に急いだ。松阪の街を出たときは十時半頃だったか。あとは一路七尾に向った。伊勢道・東名阪道・東海北陸道・能越道を北上し家に着いたのが午後三時。カーナビが言うには所要時間四時間五十分だそう。
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