2016年9月17日土曜日

〇《奥の細道紀行》9-17(土)福滋県境峠茶屋「孫兵衛」でとんでもない大収穫。重要文化財「素龍清書本《奥の細道》・題字芭蕉真蹟」に出遭った。

〇委細を報告するには旅先車中では不便・手間に過ぎる。帰宅して机に向ってからにする。
〇素龍清書本は「西村本」と称される。素龍と連綿と繋がる西村家が所有するところとなっているため。峠茶屋の亭主(60歳前と見受けられる)で西村家16代目だそう。親切に色々と教示して下さった。とろろ蕎麦が旨かった。
〇塩津街道を湖北に下り、芭蕉が泊まったと思しき木ノ本宿を訪ねた。地蔵院、旧本陣等。木ノ本宿の南端で街道は直角に折れ曲がり左折すると道は北国脇街道となり関ケ原大垣に向う。右折すると北国街道となり長浜に向う。芭蕉は左折して脇街道を行ったに違いない。因みに秀吉が大垣から五万の大軍を夜駆けで賤ヶ岳に殺到させたのもこの北国脇街道。
〇北国脇街道を南下して行くと「姉川古戦場」を通る。芭蕉もきっと通っている。
〇伊吹山の麓で芭蕉はもう一泊したと考えられている。宿場は「春照(すいじょう)宿」だというんだが、今はもう面影がほとんど残っていない。探索に苦労した。元は水上宿と書いたらしいが、大火が多くそれは字に負けているからだということになって改名したそう。
△寝不足がずっと祟っていて早くから疲れたので四時前に道の駅・伊吹の里に入り込んだ。この駅では二度目の野宿。

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