2017年3月16日木曜日

〇3.11(土)近江八幡市「八幡社」重文本殿を探訪しようとして四苦八苦の末に‥大間違い

〇「八幡社」の探訪は難儀が予想された。重文本殿のある神社は、重文一覧表によれば「八幡社」となっているのに、検索結果には「八幡神社」しか現れて来なかった。その所在地表示の検索結果も心持たないもの。まあいいや、現地で決着を付けようと思って来てみたら。郊外の旧市街地の中にあるらしいが、該当地の辺りの狭い路地を幾ら周回してもその雰囲気がない。検索地番を離れて森を発見しようと目を転ずると‥‥街の外れにそれらしき森がチラリと見えた。行って見ると、確かに小社の鳥居が見えるが、何と道路工事中でその前に近づけない。道が狭すぎてUターンもできない。隘路に嵌るというやつ。ヘルメットを被って交通整理をしていた若者が飛んで来て方向転換の助言をしてくれる。が、結果は、方向転換は無理ということに。仕方なくバックで元来た隘路を辿ることに。このバック、若者の誘導がなければ不可能だった。バックの途中でハリアーを駐車させて、若者に八幡社を訪ねてきた事情を話し、交通の支障にならないように見張っていてもらいながら、鳥居まで歩き、そして神社名を確かめた。
↓「村社・八幡神社」と読める。目的を遂げられるのではないか、と思われた。

 ↓唐門風の拝所もそれなり。

 ↓これが本殿。塀に囲まれていてその全貌を拝見することができない。拝門から覗うこの絵がせいぜい。ボクの直感では、この本殿は重文ではない。腕のいい棟梁の作品だが、古い時代の精神が籠っていない。

 〇ハリアーの所に戻ると、若者が訊いた。「どうでしたか?」。そしてボクの顔が浮かぬのを見て、
↓遠くの山を指さして言った。「あの山は八幡山と言います。あの山の麓に八幡神社がある筈です。訪ねてみたら」。ボクは、有難う、行って見ますと答えて八幡山を目指した。
〇八幡山の右側(多分北側)の麓に、近江八幡市の旧市街地が拡がっていた。古い街並で、その旧道を朝鮮通信使が通ったという。山の左側に行くと西国32番長命寺に着く。山の麓にある八幡神社は「日牟礼(ひむれ)八幡宮」だと分かった。大社だが、この神社の本殿は重文ではない。
 後日ネット検索して、本殿が重文である「八幡社」が別の所にあることを発掘した。次の機会に必ず探訪せずにはおかない。
↓これが真正の八幡社・重文本殿らしい
〇ここで時間を費やして次の予定地・竜王町「鏡神社」の重文・本殿の探訪は適わなくなった。それで今日の宿泊地は「道の駅・竜王かがみの里」に決定した。鏡神社はこの道の駅から徒歩で数分の所にある。ハリアーに乗って初の野宿デビューも今夜となった。

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