〇日本最初にして最大級のロックフィル式ダム「御母衣ダム」を紹介する。下道を走っているといきなり石積みの巨大なダムが眼前に出現する様は異様圧巻。「御母衣」は「みぼろ」と読む。
↓「電源開発・御母衣ダム」「電源開発」は「電源開発株式会社」。民営化前は電源開発公団だったろう。地上に変電所が見えている。送電中のロスを極小にするために高圧電流にして関西に送電している。この施設の地下に発電機が2基稼働している。
↓放水路。大豪雨のとき、このダムが集める水の流域を考えるとこんなもので足りるのかなぁと心配になる。
↓ロックフィルの表面
以下、ロックフィルの拡大。
〇こんな大岩を積み重ねただけでは大いに水漏れするだろうという疑問が湧くのは至極当然。大量の岩石はどこから運んできたのかというのも素朴な疑問。ロックフィル式ダムに対する疑問については、次回の「御母衣ダム電力館」訪問記事で解説します。
〇三大ロックフィル式ダムに挙げられるのは、御母衣ダム(岐阜県・庄川)・九頭竜ダム(福井県・九頭竜川)・手取ダム(石川県・手取川)です。いずれも白山の周りに布置されています。因縁があるやなしや。
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