本当はもっと南下するつもりだったんだが、夕暮れ近く東北道が山また山を抜けて平野部に出たらいきなり優美な裾野をひく雄大な山が現れた。岩手山。もう直ぐ日没、感動したのと疲れたのとあって「岩手山SA」に入り込むことに。明日、岩手山を背景にした構図を探して絵を描く心算もあったがそれはどうなることか。
今日は05:00に目覚め、05:30に「ゆったり駐車場・横浜町」を後にした。夜が明けてみて驚いたが、目の前は陸奥湾だった。浅虫温泉の道の駅に寄って情報を得、「三内丸山遺跡」を見学していくことに決定。入場開始は09:00なので1時間ほど時間潰しをした。午前中は遺跡見学で費やした。三内丸山遺跡は巨大で当時の都的な機能を果たした縄文遺跡、日本国民必見。午後、八甲田山に分け入った、「酸ヶ湯」で一風呂浴びるつもりが車列の道へのはみ出しがひどいのを見て止めにした。奥入瀬峡谷を遡上して十和田湖に戻った。今度は南回りの湖岸道路を走り、「十和田神社」を探訪してから「初荷(はっか)峠」を越えて「十和田IC」から東北道に入った。初荷峠を越えたかった、今日の日程はすべてこの初荷峠越えのためにあったようなもの。初荷峠で展望できる十和田湖の写真を撮りたかった。家族旅行で昔、今日と逆に大館方面から上って来て峠に差し掛かったときに見た、眼前に展開した神秘のブルーに輝く十和田湖の姿が忘れられなかった。十和田神社の祭神は「青龍大権現」、十和田湖の水神様。こんな超ローカルな神様を祀っている神社は珍しい。東北道に入りいざ南下するとなると、ひたすら北上し続けてきたので感慨が湧いた、旅が終焉に向かって舵を切った、家に近づく。今日は一日中天気が好かった。
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