2010年6月23日水曜日

伊能忠敬の旧居・店

香取市佐原地区、ここは小野川に架かるジャージャー橋。この変な名前は、その昔この橋に農業用水路が併設されていてそこからいつもジャージャーと音を立てて水がこぼれていたことに由来するらしい。この橋の手前の袂に「伊能忠敬記念館」がある。橋の向こうに見える平屋の建物が伊能忠敬の旧居・店舗。



左の門を潜って中庭に入ったところ。店舗の裏側。


店舗部分。土場から帳場、座敷を見ている。

店舗から奥の居宅・書院に行く途中の炊事場

手前・店舗、斜めの建物が炊事場と奥に居宅・書院

中門を潜ると広い奥庭があり、書院玄関がある

奥庭に立って書院を見ている

この書院で忠敬は、日々の仕事を終えた後、天文学・測量学の独学を進め研鑽を積み来るべき時に備えた。


奥庭に伊能忠敬の銅像が立っている

店舗から炊事場、書院の一部

書院

佐原がかの伊能忠敬翁の故郷であることを迂闊にも失念していた。それを思い出したのは昨夜道の駅「水の郷・さわら」に泊まってそこで情報に接したから。その道の駅に泊まったのは次の事情による。
2010年4月27日火曜日のプログから。「今夜の露営地は「水の郷・さわら」。この道の駅は千葉県香取市の旧佐原地域にある。出来立てホヤホヤの道の駅でとても立派な施設。ところで何故岩手県に居ずに千葉県に居るのか、‥‥‥今日は次の日程の「香取神宮」参詣で打ち止めにしようと思いながら利根川を渡り香取市役所に向かった。が、佐原市街をウロウロするばかり、完全に地理勘がトチ狂った、一方通行を逆行して土着の人にビックリされる始末でもうお手挙げ、窮余の一策で佐原駅に出て自分の居場所の確認から始めようとしたら駅前交番があったので乗りつけた。「どうされましたか」と訊かれたので「石川県から来て香取神宮を探してるんですが全然分らない」と言うと、親切に地図を描いて説明してくれた。分らないのが道理で「香取市」は旧佐原市と香取郡が合併、市役所は旧佐原市役所を使い名は香取市とするという合併によくある名実を適切に使い分ける妥協策をとったらしい。若い警察官の描く地図に「道の駅」が書き込まれ「これは最近できたんですが」との説明がついたとき、僕の目がキラリと光らないことか、今夜の露営地はこの瞬間に決まった。その道の駅は香取神宮に近かった。夕暮れて雨降りなので計画を変更し、香取神宮参詣は明朝に回して道の駅に収まった、駅の名は「水の郷・さわら」、国道沿いの素晴らしい施設。ここで得た情報でさらに明日の計画も決定、早朝に香取神宮に参詣する、それから佐原の伝統的建物群のある街並を散策する、散策の窮極目標は「伊能忠敬記念館」、そう地理好きなら尊敬してやまない伊能忠敬翁は佐原の人。醤油蔵で大きさが日本一のものも残っているらしい。アヤメ・カキツバタの季節にはちょっと早いがその季節になると水郷佐原・水生植物園がとんでもなく素敵そう。佐原は見所抜群、明日一日を佐原探訪に割いても惜しくない。それでは皆様、今日も一日労働ご苦労様でした、僕は車の中で一杯飲んでお気楽に寝ますんで悪しからず(^O^)/(-。-)y-゜゜゜」佐原に来て伊能忠敬に会わずに帰ったら一生モンの悔いだった。何がどう幸いするか、分ったもんじゃない。

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