2010年10月12日火曜日
10/11(月)、新宮「神倉神社」、東吉野村「丹生川上神社」「七滝八壺」、宇陀「宇太水分神社」
朝七時、道の駅から新宮に戻り「神倉神社」の石段を山頂まで登った、534段。頂上の「ゴトビキ(ひきがえる)岩」を拝んだ。歴史好きなら垂涎の聖地。ここで2月に行われる「御灯(おとう)祭り」が極め付きの奇祭。夜、一週間斎戒沐浴し白い食べ物(白米・蒲鉾・豆腐等)しか摂らなかった白装束の男どもが燃え盛る松明を手にゴトビキ岩の前に集結しやがて一斉に石段を駆け下る。火の川が流れ下るその様は下り龍に喩えられる。松明を掲げた男どもはそのまま一気に我家まで駆け抜く。その日に備えた鍛錬か若者が何人も石段を勢いよく登って来る。老人も登って来る、一気に駆け下りた往時を懐かしんでいるのか。松明集団が去った後も、神職と世話役は隊列を組んで熊野川河口の「阿須加神社」まで行き御幣を捧げる。それで吾輩も「阿須賀神社」を探訪。小さな神社だが、三輪山を小さくした様な見事な神奈備(かんなび)山を御神体にしていて一見して由緒ある古社。この神社に吾輩は窮地を救われることになる。実はゴトビキ岩の前で腹が下りだした。それが「阿須賀神社」で限界。万事休したとき、偶々観光に来た老人が老婆にトイレに行ってくると告げた。よく見ると、小さな神社なので端からないものと決め付けていたWCがちゃんとあった。神の助け\(^o^)/この後七里御浜を右に見て走り、熊野の街から熊野山中に入った。国道を辿るつもりが何を勘違いしたか県道に入ったものだから、山奥に来たらもう村道と区別がつかない、村道との分岐に来たらどっちが県道だか分らない事態が再三再四、それでも勘を頼りに何とか吉野山の南に辿り着いた。ここで東吉野村に出た。ら、「丹生川上(にゅうかわかみ)神社」(旧官幣大社だったそう)、「七滝八壷」があったので探訪。滝は13kmも奥山の細道を辿ったのに苦労の割に期待外れ。好い滝を見過ぎた。宇陀路に入る前行き掛けの駄賃に「宇太水分(みまくり)神社」を探訪。本殿三棟がいずれも国宝という由緒ある古社。本殿は小ぶりでかわいい。17:30に道の駅「宇陀路室生」に到着。前回ここに泊まったときは電波がピンビン飛んで御満悦、それが宿泊決断の決定要因。今回も当然そうなると思って電波を飛ばしてみると…全然通じない。今夜はここでゆっくりしようと思っていたが俄然方針変更して北上開始、目指すは名神高速。今日のうちに入り込めば休日割引が明日の運行にも効く。名張・上野・信楽・水口と辿って国道1号線に出て栗東ICから高速に乗った。直ぐに渋滞し始めたので竜王手前の「菩提寺PA」に入り込んで電波を試してみたら一発でNetと繋がった。今夜はここで泊まる。
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