道の駅「大和路へぐり」で七時前に起床。夜半口中が乾いて何度か目が覚めた。稲荷山に上がったときマスクを忘れたので花粉症になった。鼻が詰まった。セレナの中で朝食を済ませ、九時過ぎ法隆寺に到着、近かった。西院と東院の隅々まで歩き回った。駐車場に戻って時計を見たら午後一時。それから西の京の唐招提寺を目指した。昼飯は抜き。斑鳩から西の京の道も近かった。唐招提寺金堂のルシャナ仏・薬師如来・千手観音はあんなに巨大だったろうか、圧倒された。新宝蔵の欠損のある仏像達は何度見ても迫力があってよい、いずれも大きい。ここで三時半まで。それからついでに平城京跡の東隣の法華寺へ。ひょっとして秘仏本尊国宝・十一面観音像に対面できるかもと淡い期待を持って。それがドンピシャリ、春の御開帳の期間に当たった。憧れの十一面観音像は小さ過ぎて吾輩の老眼ではよく見えなかった。前立ちの観音像も見たが、こちらは人の背丈を超えたサイズ。光明皇后の生き写しという伝承のある秘仏の方は幼稚園児の背丈もない。遂に法華寺の国宝・十一面観音像に逢えた――この昂揚感で奈良から七尾まで一っ跳びで帰省。所要五時間。それぞれの寺院で入手可能な写真集・絵葉書の限りを尽くして購入。この週末、天候に恵まれた。京都・奈良の桜は三分咲き。
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