嵯峨野の北、小倉山連山の山裾に祇王寺がある。右側の土塀は壇林寺。壇林寺、滝口寺、祇王寺は一つ所に固まってある。三ヶ寺とも明治以降に設立された。祇王寺は、大覚寺との共通拝観券を発売しているところをみると大覚寺の末寺か。

山裾をほんの少しだけ登る。

左が滝口寺、右が祇王寺の入口

それは小さな門

苔庭と樹林の取り合わせがゆかしい


奥に見える庵が本堂。本堂とは言うまい。

庭苔の上にふんわりと椿の花が散っている。ゆかしい

牡丹(多分)の花に和傘が差し掛けられている。雨露に弱い花なんだろう。ゆかしい


祇王は白拍子だった。

祇王寺はご覧の通り何の変哲もない。が、この地が、平家物語に登場する祇王の悲しい物語にゆかりがあったと想像するだけでゆかしい気持にさせられる。
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