「流浪の画家」の隆くん
2011年7月12日火曜日
6/4(土)京都大原「勝林院」
左側の石垣は三千院のもの。ここは紅葉の名所。手前に進むと「勝林院」にぶつかって道は尽きる。
三千院境内の北を画する「律川(りつせん)」。橋は「茅穂橋」。この橋を手前に渡ると「勝林院」に着く。三千院境内南側には「呂川(ろせん)」がある。二つの川を併せて「呂律(ろれつ)」。ロレツが回らないの語源。大原はかつて声明読経・和讃の中心地だった。ロレツの回らない声明もあったのだろう。
「勝林院」は仏教史において二点で有名。一つは天台声明の根本道場になった。声明とは仏を讃える歌謡や読経に音律をつけること。この音律は、仏教のほか民謡などの日本音楽に大きな影響を及ぼした。二つには、ここで「大原問答」が行われた。天台宗側が浄土宗祖の法然を招いて専修念仏について議論に及んだ。結果は法然の圧勝。
本堂。境内には本堂と鐘楼しか残っていない。
本堂の欄間彫刻は見もの。
本尊・阿弥陀如来坐像
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