〇11/12(土)、今日は出発が遅れた。湖北・高月町の渡岸寺「国宝・十一面観音」に3度目の御対面。
今朝、朝ドラ「カーネーション」を見てその後も横になっていたら眠ってしまって、起床が11時過ぎになった。それから近畿に向かって出発したが、もう今日の探訪目標は近くにしか設定できない。紅葉の綺麗な所が良い。頭に直ぐ浮かんだのは湖東三山。しかしそこすらも時間的に危なっかしい。結局湖北・高月町の渡岸寺(どうがんじ)「国宝・十一面観音立像」に逢いに行くことに。これで多分3度目。到着が午後3時15分。観音堂の閉館時刻が冬季時間で午後4時。結構きわどかったがそれでも堪能した。見れば見るほど彫刻史上の最高傑作。平安時代前期の作というから、密教美術の影響を受けた可能性はある。肉感性を感じさせるその造形は密教的。この国宝像の写真資料を豊富に手に入れた。湖北一円の観音像の分布状況の図とそれぞれの観音像の写真も入手。今後の楽しみが増えた。最高の僥運は寺の傍にある高月町歴史資料館でのこと。ここは午後五時までやっているので入館。二階へ行く階段の踊り場の壁に国宝十一面観音像・全七体の写真が貼り出されていた。六波羅蜜寺の秘仏十一面観音像の写真ももしやあるかもと期待に胸を膨らませたら、あった。光量不足だがとにかくその写真を撮影した。うまく撮れていれば溜飲が下がる。明日は真っ先に宇治市の「万福寺」を探訪する。江戸時代の開基。中国・明の禅寺をそのまま持って来て日本で建立した様なエキゾチックな大寺らしい。黄檗(おうばく)宗の大本山。万福寺など、その名も存在も無知だったので俄然探訪心が湧いた。午後は湖東三山の紅葉の具合を尋ねながら家路を辿る。紅葉の最盛期に当たっていれば、百済寺(ひゃくさいじ)・金剛輪寺の庭園の紅葉はそれは凄い。
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