「流浪の画家」の隆くん
2012年2月20日月曜日
〇西国33所観音霊場・第12番「正法寺・岩間寺」
西国33所観音霊場・第12番正法寺は「岩間寺」で通っている。真言宗・醍醐派。滋賀県大津市石山内畑町所在。高い山の上にある。今は自動車道路が山上まで通じているからよいが、昔は脚で一歩一歩登ったんだから大変な苦労だった。こういうことからも昔の人には確かな信仰があったことが理解できる。現代の信心希薄な観光人には到底成し得ない難事業。
山頂の尾根を右に伝って行くと醍醐山に至る。
青銅製の 阿吽2体の仁王が建っている。昔は仁王門があったのだろう。
境内。奥に見えるのが本堂。
大師堂。開山・泰澄(たいちょう)大師と宗祖・弘法大師が祀られている。泰澄は白山を開いた上人。修験道の人。岩間山が神仏習合・修験道の山だったことが分かる。
↓稲妻龍王社。稲妻龍王は岩間山の護法善神、傍の大公孫樹に棲んでいるそう。
↓不動堂。堂前に護摩壇が設えてある。観光客の中にはこの護摩壇をゴミ捨て場と勘違いする不心得者がいるらしくて、ゴミを捨てないで下さいと案内してあった。
「古池や蛙飛び込む水の音」の句碑。それが何故岩間寺に建っているのか。
本堂横のこの池に蛙が飛び込んで、その水音を丁度岩間寺に滞在していた松尾芭蕉が耳にしたらしいのだ。
本堂
本尊は千手観音。その像は秘仏で開帳日は決まっていない。
桂の大樹
境内。手前・不動堂、奥・本堂
五社権現堂。大層な権現様が並んでいる。列挙すると、那智山・熊野大権現、吉野金峯山・蔵王大権現、加賀白山・白山妙理大権現、大和長谷寺・瀧蔵大権現、岩間山醍醐山・清瀧大権現。
次は石山寺。
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