2013年1月3日木曜日

〇1/1(火)四国88霊場・60番「横峰寺」探訪失敗始末。

石鎚山登山ロープウェイのある山奥深くの谷筋を行くと途中で横峰寺に行く林道が分岐する。その林道を行くと、眼下に広瀬湖が見える。不思議な形で面白い。夏の晴天の下で見れば綺麗だろう。
広瀬湖の右手に、石鎚山が見える。見えているのは山の北側。地図で見ると、横峰寺は石鎚山の北側斜面に余っ程近づくらしい。が、有料林道に切り変わる地点で「通行禁止」の標示に出遭った。12月下旬から2月末まで林道凍結のおそれがあるので通行禁止なのだそう。禁止命令の主体は森林組合。強行突破の途もなくはなかったが、引き下がることに。
カーナビは別の「横峰寺」とルートを示していたのでそれに従って進むと‥丁字路にさしかかり、左すれば石鎚山ロープウェイ、右すれば↓この神仏混合寺院に着く。直ぐに着く。見えている。
「石鉄山・横峰寺別院」とある。↑鳥居があるから神社のようにも見えるが、これは神仏混合寺院なのだろう。横峰寺別院と称するのだから横峰寺と関係があるのは確かだろうが横峰寺そのものでないことも確か。この別院は修験道の雰囲気がブンブン臭う。横峰寺は元来石鎚山修験道の本拠だったと見える。修験道は空海の若い頃の在り方と深く通じている。
90°起こして見るべし。これは、別院の横を流れる川。川というより滝。
さらに道を進むと‥川に巨大な岩が累々と蹯踞する。中央の岩は削ぎ落とされたように垂直な平面をこちらに向けて立っている。その巨大さは写真からは伺えない。
↓この岩は28mm広角レンズにも納まりきらない。
これらの巨岩は一体何処から来たのか、不思議だ。


川の中に巨岩が立っている。
道に覆いかぶさる断崖。道の先が暗いのはどうしてか‥
とにかく「横峰寺」は石鎚山の奥深い高みに神秘的に開かれている寺なのだ。明治維新の神仏分離までは、寺とも言わず神社ともいわなかったろう。修験道の道場だったのだ。お遍路さんは、修験道の行者のつもりで歩かなければ横峰寺に辿り着けなかったろう。冬季に車道が閉鎖されるなど至極当然。

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