2015年5月13日水曜日

〇《奥の細道》紀行・奥州路(4) 仙台宮城野原(三)「薬師堂」(重文)

奥の細道》より
‥薬師堂・天神の御社(みやしろ)など拝みて、其の日はくれぬ。
〇ここも、宮城野原の続きの場面。「薬師堂」は陸奥国分寺跡に建つ。重文。
 仁王門
 仁王像は出来が拙い。
 仁王門をくぐると広い緑の多い境内。ここもその昔「木の下と」呼ばれた地域の内。

 ↓薬師堂・重文

 水色のセレナ君がいる。
 ↓昔「木の下」と言われた地域はこの辺り。左側に「木の下公園」、中央に「陸奥国分寺薬師堂」
〇「天神の御社」は「躑躅が岡天満宮」のこと。この御社のことは、先に奥州路(2)で紹介済み。
猶、(画工加右衛門は)松島・塩がまの所々(ところどころ)画に書きて送る。且、紺の染緒つけたる草鞋(わらぢ)二足餞(はなむけ)す。さればこそ風流のしれもの、爰(ここ)に至りて其の実を顕す。
あやめ草足に結ばん草鞋の緒 』
〇芭蕉の《奥の細道》仙台篇はここで終わる。しかし、《曾良の随行日記》を読むと物語はいささか異なる展開を示す。次回は、《曾良随行日記》によれば仙台での日々はどう過ごされたかを如実に示す。

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