〇塩田平の山際を走っていたら、一見して古社に着いた。塩野神社。独鈷山の麓に鎮座。案内図を見ると、左奥に勅使殿があり、鳥居の左右に摂社上諏訪・下諏訪社があるのが特徴。本社も大いに変わっている。
↓鳥居を潜ると神橋がある。
↓神橋。橋の下を、独鈷山の湧水が滝の様に流れている。
この神社は、水の神様を祀っているそう。
↓拝殿
拝殿は楼門になっている。二層目に掲額があり書かれている文字は「勅使殿」と読める。この神社に勅使が遣わされたことがあるとは思えない。怪訝。
拝殿と本殿
本殿
〇塩野神社はかつて独鈷山の山頂近くの鷲岩という巨岩に祀って在ったそう。それが後に人里近いこの場所に遥拝所として御門屋(みかどや)が建てられ、その後本殿もこの地に移されたという。
〇「勅使殿」の掲額については、御門屋(みかどや)→御帝屋(みかどや)→勅使殿となったのではないかとの説がある。
〇この神社には、建物の修築の歴史を明らかにする棟札が文明年間より今日まで30枚揃っている。拝殿は寛保3年(1743)、本殿は寛延3年(1750)建立である。棟札が揃っているということは貴重なことで、いずれ重文に指定される資格を備えている。
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